白血病からの生還(データ付き)

白血病で幹細胞移植を受けた詳細の記録です。

入院1回目その5

入院生活について

突然の入院とはいうものの、事前に準備するものなどの資料を貰っていたので、それなりに準備をしてから入院したので、後から慌てて何か買わなければならないこともありませんでした。

洗面用具や、シャンプー・ボディーソープ、バスタオル、マグカップなどは新品を買っていきました。内履きも準備していったのですが、基本的に10階から出なければスリッパで過ごしてました。ただ、スリッパ自体は許可されているものの、入院初日に看護師さんから転倒防止のDVDを見せられます。点滴の薬剤の影響や、長期の入院による筋力低下のため、転倒しやすくなるようでした。転倒による骨折が意外と多くかなり気を付けるよう言われました。

それから、入院してすぐにバーコードのついたリストバンドを付けられます。バーコードには、私のデータが紐づけになっており、点滴の投与や輸血の際などバーコードで照合して、尚且つ名前と生年月日の確認をされ、それから投与になります。医療事故防止に万全を期しているように感じました。病棟の看護師さんたちはそれぞれパソコンをワゴンに乗せて持ち歩いて、必ず照合するようになってました。長い入院中に一度だけ、同じ点滴がダブって発注されていて、照合した結果、ダブりである事がわかりました。たくさんの患者さんが居るので、ミス防止にはかなり有効みたいでした。

朝の血圧測定、体温測定も毎日データとして入力され、発熱した時などは投与した薬を入力するなどかなりIT化が進んでました。月水金で採血があったのですが、おとといのデータを見たいと言うと、プリントして持ってきてくれました。

入院患者の一日のスケジュールは

6時 起床、洗顔、体温・血圧測定、体重測定

8時 朝食、服薬

9時 回診

10時 病室の清掃

12時 昼食、服薬

14時 検温

18時 夕食、服薬、体温血圧測定

21時 消灯

このような流れで1日が過ぎていきます。

21時消灯なのですが、各ベッドのカーテンを仕切り、ベットサイドライトを使い読書したり、テレビを見たり、意外と自由でした。

私も日中昼寝したりすると夜寝付けない事もしばしばでした。お見舞いでいろんな本を持ってきてもらったりしていたので、それを読んだり、スマホFacebookを始めたり、Youtubeを見たりして過ごす事もありました。

入院前にコンシュルジュの看護師さんにパソコンの持ち込みについて聞いたところ、ダメと言われたのですが、他の患者さんは意外と持ち込んでいて、病棟の看護師さんに聞くと特に構わないという回答を貰いました。実際に持ち込んだのは3回目の入院の時にタブレットとレンタルWiFiを持ち込んだのですが、処方されている薬の情報収集とかにも役に立ちました。

後、私は愛煙家だったのですが、入院当初の2週間ぐらいが非常に辛かったです。ミンティア大人買いして持ち込んでいました。結果的には禁煙を続けて現在に至ります。

また、無菌室以外の一般病棟での入院では、マスクさえすれば、院内の移動も特に制限はなく1階のコンビニには1日2回とか行っていました。

食事に関しては、やは病院食ですので、基本薄味で量も少なく感じました。ですので、夕食後にミニのカップ麺を食べたり、コンビニでチキンを食べたり、意外と自由に間食をしていました。医師からは特に制限されることはなく、生もの以外であれば食べたい物を食べて良いと許可を貰っていたので、1回目の入院の際はそんなに痩せる事もありませんでした。また、メニューも朝はパン食を選べたり、ご飯の代わりに麺に変えてもらったりも出来ました。抗がん剤後の食欲がない時なんかは良く麺に変えてもらってました。薄味なので、冷蔵庫には市販の梅干しを常時切らさずに入れてありました。1階のコンビニで売っている梅干しなので、減塩でしたが、これのおかげで何とかご飯が食べられました。

次回は2回目の抗がん剤の経過についてです。