白血病からの生還(データ付き)

白血病で幹細胞移植を受けた詳細の記録です。

3回目の入院その23

Day52-55 GVHD続き

昨日、GVHDが悪化したことを書きました。その後も皮疹は続き、眠れぬ夜が続いていました。夜にステロイドの投与があったせいもあり、目がさえてしまうようでした。

この頃のデータは

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免疫抑制剤の効果もあり、白血球数が7000近辺まで落ち着いて来ていました。

弟からの100パーセント合致の同種間移植でここまで酷いGVHDなんか思ってもいませんでしたが、皮疹も口内炎も結構しつこく残っていました。ステロイド免疫抑制剤がようやく効いて来た感があり、急激な皮疹の広がりは無くなって来ていました。しかし、徐々に上半身から下半身へと移っていき、太ももの付け根まで到達していました。と同時に、首から肩くらいまでは皮膚が入れ替わり、皮疹の黒さとは対照的でした。皮膚が入れ替わった所は特にかゆみもなく、ただ、乾燥しているツッパリ感がありました。白い所には保湿クリームを処方して貰い、毎日塗っていました。黒い所にはステロイド入りの軟膏を朝晩塗っていました。

以前も書きましたが、かゆみが収まってきた黒い所はシャワー後にタオルでふき取るとポロポロとはがれてきます。ベッドの周りははがれた皮膚で粉がまぶされた状態になっていました。毎日掃除に来てくれる方には申し訳ないのでなるべくベッドの上で皮膚が落ちるようにして粘着ローラーでシーツの上を掃除していました。看護師さんもベッド周りの粉に気が付くと、掃除してくれ本当に感謝でした。

ステロイドのせいか、夜中にお腹がすくことがあり、せんべいや、菓子パンを食べていたことを思い出します。

熱は時々出ていましたが、37度台くらいで留まっていて、肺炎などの大事には至らなかった事は幸いでした。

食欲が出て来たこともあり、だいぶ回復の自信がついて来ていました。食べることは生きる事ですね。移植直後の食事が出来なかったあの4週間は、危なかったんだと今、つくづく思います。

また次回へと続きます。