白血病からの生還(データ付き)

白血病で幹細胞移植を受けた詳細の記録です。

3回目の入院その16

Day27-30 副反応始まる

さて、マルクも終わり、造血作用もだんだんと回復に向かっていました。28日目のデータは、

f:id:Diehard1:20180224202022j:plain

白血球も血小板も基準値に入ってきていました。ヘモグロビンだけが低い値を示しています。食事が口からとるのが大変だったので、栄養補給はもっぱれ点滴でしたので、鉄分やたんぱく質が採れていなかった事が原因のように思えました。それはッ血中たんぱく質の低さが如実に物語っていました。お腹の調子も改善してきたので、30日目から、病院食を本格的に再開して貰いました。粒状のご飯は無理っぽかったので、おかゆにしてもらっていました。味覚障害の為、味がさっぱりわからない状態でしたので、おかゆに‘’ゆかり‘’をかけて食べていました。お浸しとか野菜類が消化できるか不安でしたので、食べれなかったのを覚えています。その代わりに100%の野菜ジュースでビタミン補給していました。肉や魚もすこしづつ食べ始めました。無菌室でしたので、病院食も無菌室専用の病院食で生ものや菌類は一切ありません。フルーツは皮をむいた物であれば大丈夫でした。さくらんぼやイチゴとかはNGです。病院食に飽きてきていたのと味覚障害のために食欲はあまりなく、早く良くなって寿司とか焼肉とか食べに行きたいなんて考えていたと思います。

先日、指先の違和感と、手の黒ずみを書きましたが、この頃だんだんと悪化していきます。手の黒ずみはだんだんと腕の方まで広がって、体幹の方にも広がっていました。指先の痛みもひどくなり、粒薬を包装から取り出すことも出来ませんでした。いわゆるGVHD(副反応)の始まりでした。黒ずみはむず痒く、夜中に何度も起きてしまうほどでした。痒さを抑えるために軟膏を処方して貰い、点滴には今までの抗生剤の代わりにステロイドが加わりました。それと一旦治まったように思えた口内炎もぶり返してきました。

せっかく新しい造血細胞が定着し始め、回復しだしているのに、GVHDに負けるわけにはいきません。医師の処方した薬を頼りに耐えるのみでした。

また次回に続きます。