白血病からの生還(データ付き)

白血病で幹細胞移植を受けた詳細の記録です。

3回目の入院その15

DAY22-26

さて、前回書いた通り、体調は次第に回復してきていました。この頃の血液データは、

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写真は26日目のものですがその前3日間くらいは

WBC 3500-6100

Hb 27-30

Plate 210-240

とほぼほぼ回復してきていました。ヘモグロビン以外は正常値に入ってきており、日中少し病室の中を歩き回れるくらいになっていました。病室は最上階の10階にあり、南側に面していたので窓からは蔵王山がよく見えました。眼下には国道が走っており、みんな朝昼晩と忙しそうに車を走らせていました。それを見ていると、自分も早く復帰して働きたいという気持ちが久々に湧いてきました。

CRPも正常値まで落ち着いて来て、下痢も少しづつ治まって来ていました。それに伴い、少しづつ食べ物を口にしだしていました。自分で食べれそうな物を少しだけでしたので、ブドウ糖の点滴は継続のままでしたが。

点滴タワーからはモルヒネとが外され、抗生物質も1種類減らされました。口内炎はまだ少し残っていましたが、かなり改善されてきていました。顔の腫れも引き、洗顔の時に鏡を見て、やっと自分に帰ってきたように思いました。

移植術後3週間が経過している事と造血機能が回復してきている事もあり、24日目に骨髄細胞のチェックをしましょうという事になりました。そうです。あの嫌なマルクです。。。マルクをするにあたってはナースステーションのとなりの処置室へ行かなければなりませんでした。マスク着用でしたが、約1か月ぶりに無菌室から外に出ることが出来ました。処置室まで車いすで連れて行って貰いベッドに仰向けになります。大学病院ですので、主治医のほかに研修医などが数名でやって来ました。腰のあたりを消毒しいよいよ始まりました。この日は若い研修医が主治医の指導の下骨髄採取にあたります。ちょっと怖かったのですが、麻酔を打たれ、あのグリグリに耐えていました。痛みは主治医と変らずと言ったところで終わりました。止血をしてもらいまた車椅子で無菌室に戻りました。マルクの結果はHLA研究所に送って検査するとの事で、1週間後になるという事でした。相変わらず、マルク後2~3日は腰の違和感が続きました。

また次回に続きます。