白血病からの生還(データ付き)

白血病で幹細胞移植を受けた詳細の記録です。

3回目の入院その13

Day16-18

さて、前日、治療の中で一番きつかった時期と書きましたが、16日目あたりからは徐々に回復に向かっていきます。

まずは18日目のデータです。

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抗生剤などがかなり効いてくれてCRPが1.61まで下がってきていました。それでも高い数値ではあるのですが、20以上を記録した事を思うと体はだいぶ楽になってきていました。体温も37度台まで下がって来ていて、日中起きている時間が長くなって来ました。口内炎は相変わらずでしたが、咽喉の炎症が収まり、水分を口から補給できるくらいまでなっていました。

ようやくテレビを見たり、タブレットYou Tubeを見たりできるようになって来ました。文庫本もだいぶ持ち込んでいたのですが、文字を見ると目がしばしばになるので、読む気にはなれませんでした。

前にも書いたかもしれませんが、入院に先立って、レンタルのポケットWi-Fiを借りていました。月額5000円くらいだったと思いますが、まずは2か月契約し、無制限で使えるのはかなり重宝しました。

ふと、指の爪を見ると爪がぼこぼこになっている事に気が付きました。主治医の話では抗がん剤の影響でしょうとの事でした。看護師さんからの情報では爪がはがれる人もいるらしく、その話を聞いて恐怖におののきました。結局、はがれることは無かったのですが、爪の変形は3か月ほど続きます。恐ろしや抗がん剤。。。

それとこの頃から指先の感覚が無いというか、軽い痛みに苛まれました。ペットボトルのキャップを開けるのに苦労し始めていました。

咽喉の炎症が収まり、話をする事も出来るようになったのがうれしかったのを覚えています。日中暖かい時にシャワーも浴びれるようになり、すっきりした気分で少しづつ回復を実感していました。

白血球数も3000を超え、ようやく造血細胞が定着してきたと思います。輸血無しでも血小板の数値もヘモグロビンの数値も上がって来ていました。

また、次回に続きます。