白血病からの生還(データ付き)

白血病で幹細胞移植を受けた詳細の記録です。

3回目の入院その10

Day8-10

さて、Day5あたりから毛が抜け始めていましたが、Day8にはほとんど抜け落ちていました。抜けた毛が枕とかについてしまうので、コロコロの粘着テープでベッド周りを掃除していました。丸坊主にしていたものの、短い毛がチクチクするので2時間おきくらいに掃除してました。

髭が生えなくなったので、髭をそる手間はこれから約2か月間なくなりました。

また、唾液が出ないので、いつも水分を補給していました。と言っても、ミネラルウォーターかお茶か、ポカリスエットかで、小さいボトルで買ってきてもらったものを開封したら、4時間以内に飲まなければなりませんでした。

白血球が無いのと、唾液が出ないせいもあり、口内炎が悪化していきました。Day6辺りからしゃべれない状態になり、抗生剤の投与を受けていたのですがDay9には鏡を見て顔が腫れている事に気が付きました。炎症とともに熱も37~39℃台を行ったり来たりで、私の点滴タワーには最大6個の点滴が付いていました。

薬の錠剤が飲み込めなくなり、すべては点滴が頼りの状態で、主治医からこの薬だけは飲めませんかと言う薬も飲めませんでした。(何の薬だったかは失念しましたが、点滴で補給できない薬だったと思います)水を飲みこむのも大変で、もちろん話をすることもほとんどできませんでした。

痛みと熱にうなされ睡眠も浅い睡眠でほぼ1日中寝ていました。モルヒネ定量で注入して貰っていたのですが、看護師さんが来ると時々増量して貰い、少し深い眠りに入れるような感じでした。

Day10の血液検査の結果ですが、

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CRP驚異の20超え!!!でした。

それは口内炎は出来るは、腹痛、下痢は止まらないは、当たり前でした。白血球数も100しかなく、体の抵抗力が完全に奪われている状態でした。毎日抗生剤の投与と1日おきに赤血球と血小板の輸血を受け、命を繋いでいるような状態でした。

市川団十郎さんも’無限地獄’と表現していましたが、まさにその通りでした。

この状態がしばらく続きます。

この続きは次回。