白血病からの生還(データ付き)

白血病で幹細胞移植を受けた詳細の記録です。

入院1回目その2

3月27日

ビダーザの投与を受けて4日が経過したところで、前日の26日に肺炎予防のためにバクタと言う薬を処方されました。27日の朝起きてみると腕とか胸とかに湿疹が出ていました。主治医の話だとバクタによるアレルギー反応の疑いが濃いという事で、バクタを中止しますとの事。

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肺炎予防薬が飲めないという事は、白血病患者には死活問題だと感じていたのですが、他の薬に切り替えるとの事でした。また、微熱が続いていたので抗生剤も処方されていました。この皮疹を抑えるために抗アレルギー薬も追加されました。

ビダーザは7日間投与の予定でしたが、この日の点滴で一旦様子見となりました。7日の予定が5日なので薬の量としては標準量の7割程度だったのでしょう。

私自身が薬でアレルギー反応が出たのは初めてでしたので、ちょっとびっくりしましたが、看護師さんに尋ねると、良くあることのようでした。

ビダーザは抗がん剤の一種ですが、かなりマイルドなタイプらしく、私には吐き気とか食欲不振とか倦怠感とかは多少あったかもしれませんが、気にするほどではありませんでした。少しめまいがするかな、くらいの程度で、点滴が終わって1時間もすると全然普通になっていました。また、脱毛もなく、傍目で見ればおよそ入院患者には見られなかったと思います。

このころの血球の数値は

WBC 1200~1500

Hb  10.0~11.0

Pl  70000~120000

と低空飛行が続いてました。

最初の入院では、ビダーザの効き具合と投与した時の観察も兼ねていたようで、次回の投与からは点滴前にステロイド剤を飲むなどの予防的措置がされ、皮疹もなく受ける事が出来てます。バクタは中止となりましたが、特に肺炎の兆候もないので、問題なかったみたいです。ただ、抗アレルギー薬、抗生物質、胃薬などは飲み続けていました。

4人部屋だったのですが最初のころはしばらく3人でした。私より2まわり位歳が行っている方、私よりも若い方が先に入院されていて、若い方の方は入退院を繰り返して足掛け3年になると話していました。詳しく病気の内容は聞きませんでしたが、血液内科なので同じような病気だと思われました。やっぱり、酷い病気に罹ってしまったと改めて感じさせられました。

 

次回は入院その3に続きます。