白血病からの生還(データ付き)

白血病で幹細胞移植を受けた詳細の記録です。

1回目の退院、自宅療養その1

5月1日~4日の自宅療養

さて、一旦自宅に戻り、1.5か月ぶりに家族全員が揃いました。病院では他の患者さんもいたので、あまり大きな声で会話は出来なかったのですが、家に帰ってくると心置きなく会話ができます。私が入院中に子供たちは進級し、下の息子は受験生になりました。父親が大病していての受験勉強も身につかなかったのではないかと心配しましたが、そんな事はなかったようです。楽天的な所は私譲りかもしれません。

また、帰宅した時、愛犬がしばらく寄って来なかったのにはちょっとショックでした。でも、彼はしばらくすると身体を摺り寄せてきて、いつも私が帰宅するとやる、ご主人様お帰りなさいという態度を取ったので、思い出したのか、警戒していたのか、笑える出来事でした。

退院したと言っても、完治したわけではなく、まだ病人です。室内では空気清浄機を常時回し、外出の際はマスク、帰宅したら手洗いを徹底していました。また、ペットとの接触も本来極力避けなければならなかったのですが、ご主人様を思い出した愛犬は構って欲しくて甘噛みしたり、悪戯します。一通り遊んだ後、良く手洗いして感染症対策をしていました。

あと、ダメと言われてた内容ですが、土と接触する庭いじり、食べ物では生もの、納豆などの菌類は控えるようにとの注意を受けてました。それでも、時々、ヨーグルトを食べてみたり、納豆を食べたりしてました。

入院中とは違って、とりあえずマスクさえすれば外出も自由でした。本屋、ホームセンター、レンタルショップ、楽器屋、などに行ってました。ちょうどゴールデンウイークという事もあり、焼肉屋に外食に行ったりしていました。

何か調子悪いな。。。

調子に乗っていた5月3日、昼食後から右上の奥歯に痛みと言うか、違和感を感じていました。ちょっと怠いかもと思い熱を測ると38度あります。退院後も抗アレルギー薬や、抗生物質、胃薬、ビタミン剤などを処方されていたので、まずは指示通りの薬を飲んだ上で、その日は解熱剤も飲んで安静にしていました。

翌日、5月4日、奥歯の痛みは引く所か増してきました。発熱も39度まで上がり、かなりしんどい状態でした。これはマズイと思い、休日でしたが、朝、病院に電話を入れると救急診療の窓口まで来てください。との事で、家内に連れて行って貰います。救急診療の待合室は結構具合の悪そうな人たちで混んでいました。電話していた旨を伝えると、待合室の奥の方の空いている所で待つように言われました。

1時間くらい待って、診察が始まります。病院についても熱は39度のままでしたので、休日担当の医師はインフルエンザを疑っていました。私は、奥歯の痛みから、虫歯の菌が悪さしているのではないかと医師に伝えましたが、まずは念のためインフルエンザの検査を受けます。診察中も寒気がして、ベッドに床になった状態でした。インフルエンザを疑うのは当たり前でしたが、検査結果は陰性でした。

この後、いろいろと検査をして結果的に再入院となるのですが、次回に続きます。