白血病からの生還(データ付き)

白血病で幹細胞移植を受けた詳細の記録です。

大学病院受診3

春はすぐそこ

前回から3週間おいて、3月8日に3回目の診察の日を迎えました。

前回同様、まずは採血です。この日はそんなに混んでいなくてすぐに採血して貰えました。検査結果が出てまた診察室に呼ばれます。教授はまたデータをスクリーンに映しながら説明してくれます。

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白血球数 1510

ヘモグロビン 11.7

血小板 87000

白血球数とヘモグロビンは、前回よりも少し悪くなっています。「もしかして元に戻っているかも」なんて甘い数値ではありませんでした。

今までの経緯と現在の数値から造血機能が徐々に悪くなってきているのは明らかでした。そこで、教授から、「ダイハードさん、マルク(骨髄検査)で精密検査してみましょう。もしかしたら、がん細胞がある可能性があります。再生不良性貧血白血病では治療方法も変わってくるので、精密に調べてみましょう。」と言われ、待合室で待つように言われます。

恐怖のマルク

前回、骨髄検査の可能性を示唆されていたので、事前にネットで調べていました。いろんな人のブログとか見てても、決して気持ちいいモノでは無い事はわかっていました。しかし、調べない事には治療方針も決められない事から覚悟を決めて待合室で待っていました。待っている時間の長かったこと、まるで時計の進むスピードが半分になったみたいでした。30分くらい待ったでしょうか。処置室に来るように呼ばれます。

処置室に入って行くと奥のベッドに案内されます。ズボンを半分下した状態でうつ伏せに寝るように言われます。腰に麻酔を打たれます。麻酔は腰骨まで刺し進めて行くのがわかります。1分もすると、針の痛みは無くなり、麻酔が効いて来ているのがわかります。5分くらい放置され、完全に麻酔が効いているのを確かめてから、いよいよ骨髄液の採取が始まりました。うつ伏せで見れなかったのですが、最初は小さい注射器で骨髄液のサンプルを採っていたように思います。ただ、腰骨に針が刺さる感覚というのが何とも言えず嫌な感覚でした。次に太い注射器で骨髄のサンプルを採っていたと思うのですが、その時の注射器の骨をグリグリ貫通する感覚は今思い出しても痛く感じます。太い針を刺した後に吸い出すのですが、その時はいくら麻酔が効いていても冷や汗が出るような感覚でした。採取が終わると、取ったサンプルを教授は見せてくれましたが、試験管に入っていたのは、直径2ミリ長さ30ミリくらいの赤いひもみたいなサンプルでした。

採取を終え、ベッドで30分くらい止血をしてから、帰宅となりました。

次回の予約は、検査結果が出る2週間後の3月22日ということで、その日の診察は終了します。

麻酔が切れると腰の骨の痛いようなムズムズした違和感が襲ってきました。その違和感は1週間くらい続きました。骨に穴をあけたのですから、当たり前ですよね。

 

次回は結果についてです。 続く。